Plastic-surgery
歯周形成
前歯の歯周形成外科
手術について
FGG(遊離歯肉移植術)
FGG(遊離歯肉移植術)とは角化歯肉と呼ばれる歯の周辺の比較的固い歯肉が不足している際に、上顎の郊外付近の採取しても問題のない部分からとってきた歯肉を上皮ごと移植する外科的治療です。
角化歯肉が不足すると歯磨きの際に痛みを感じることがあるので、移植した歯肉が定着することにより歯磨きがしやすくなります。
FGGをすることにより、口腔内を健康に保つ有効な手段となります。
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Step01
麻酔
上顎の歯肉を切り出す部分と、移植したい部分に麻酔をしていきます。
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Step02
メスを入れる
麻酔後に移植予定の部分の歯茎を切ってめくり、移植に必要な歯茎の厚さやサイズを確認します。
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Step03
縫い合わせて固定
上顎から採取した歯茎を移植したい箇所に合わせて、縫合糸固定をしていきます。
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Step04
止血
上顎の傷口はマウスピースや専用の材料で止血をします。
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Step05
抜糸
1~2週間程度経過したら、傷口をチェックして問題がなければ、抜歯をします。
CTG(結合組織移植術)
CTG(結合組織移植術)は歯周病などで、歯茎が下がってしまった方や、歯を抜いてブリッジをする際に歯茎が下がってしまった方に適用される治療法です。
FGG(遊離歯肉移植術)と似ていますが、上顎の歯茎ごと移植する点に対し、CTGでは結合組織のみ切り取って、歯茎が下がってしまった部分の上皮と骨膜との間に移植するので、歯肉を立体的に仕上げることが出来ます。
またCTGはFGGより審美性が高いので、前歯などに多く用いられます。
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Step01
麻酔
FGGと同様に上顎の歯茎を切り取る部分と、移植したい部分に麻酔をします。
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Step02
メスを入れる
上顎の歯茎を切る際に表面は残して中の組織だけを切り取っていきます。
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Step03
移植
移植したい部分の歯茎を切開し、歯茎の中に移植する組織を入れ、歯茎で覆ってから縫合していきます。
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Step04
止血
上顎は表面の残っている歯茎を縫い合わせて止血していきます。
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Step05
抜糸
1~2週間程度様子を見て、移植した箇所の傷口が回復し、歯肉が予定通り改善されているのを確認してから抜糸をしていきます。