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Case

症例紹介

40代女性。下顎前歯の隙間を接着ブリッジで治療した症例

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治療内容 下顎の前歯の隙間を何とかしたいとの訴えで来院されました。
歯の先天的な欠損があるわけではないのですが、顎の骨の大きさに対して歯が小さく、左下に1歯分の隙間が空いています。<写真1>
隙間に接する2本の歯はどれも健全な歯でしたのでなるべく侵襲(削る量)の少ない接着性ブリッジを提案し、同意を得ました。
接着性ブリッジで削る量は0.3-0.5mmであり、歯の表面のエナメル質という層に接着させるため、非常にセンシティブな操作が必要です。
(ある研究によれば一般的なブリッジで削る量は歯の体積の60−70%くらいに及ぶと報告されています。)
まず、削る予定部位をマジックでマーキングし<写真2>、マイクロスコープ(顕微鏡)を使用して形を整えました。<写真3>
型取りを行い、後日、完成したセラミックブリッジ<写真4>を装着しました。<写真5>
治療期間・治療回数 2回
治療費用 接着ブリッジ治療 ¥284,000 (1本¥142,000)
リスク・副作用 修復物の破折・脱落、歯茎の退縮、接着部の変色
コメント 当院では極力侵襲の少ない治療を心がけております。
接着ブリッジは良好な予後が多く報告されており、症例によっては従来のブリッジやインプラントに代わる欠損治療の選択肢の1つです。
ただし、全行程において繊細な手技が必要とされるため、正しい知識と技術を習得した歯科医師によって治療がなされるべきだと考えます。
接着ブリッジを検討している方は当院にご相談ください。

引用文献:
Edelhoff, D. & Sorensen, J. A. Tooth structure removal associated with various preparation designs for posterior teeth. Int J Periodontics Restorative Dent 22, 241–249 (2002).
Sailer I, Hämmerle CH. Zirconia ceramic single-retainer resin-bonded fixed dental prostheses (RBFDPs) after 4 years of clinical service: a retrospective clinical and volumetric study. Int J Periodontics Restor- ative Dent. 2014;34(3):333–343.

写真1:術前

写真2:形成部位をマジックでマーキング

写真3:形成後

写真4:完成した接着ブリッジ

写真5:術後