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Case

症例紹介

セラミック

  • 20代男性。酸蝕による審美障害をセラミックにて改善した症例

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    治療内容 歯をきれいに治したいとの訴えで来院されました。
    拝見すると酸蝕(習慣的に酸にさらされることによって歯が溶けること)と歯ぎしりよって審美障害と咬合高径(咬んだときの上下の顎の距離)の低下がありました。<写真1>
    まず、最終的に目標とする上下の顎の位置を記録し、模型にワックスを盛って最終的な歯の形態のシミュレーションを行いました。<写真2>
    その形態を参考にして上下の仮歯を製作し、実際に装着して審美性と機能性の評価をしつつ、必要に応じて根管治療(神経の治療)や右下のインプラント治療をすすめました。<写真3>
    前処置終了後、全顎的にジルコニアクラウンを製作し、装着しました。<写真4>
    また、マウスピースを作製し、夜間使用していただいております。
    治療期間・治療回数 約1年10ヶ月
    治療費用 約400万 (診断料、仮歯、右下第2大臼歯インプラント、根管治療、ジルコニアクラウン含む)
    リスク・副作用 修復物の破折・脱落、歯茎の退縮、接着部の変色 インプラント周囲炎
    コメント 酸蝕症は日常で時々遭遇する疾患です。
    酸性の強い飲み物や食べ物(炭酸水、レモン等)を習慣的に摂取する方や逆流性食道炎などで歯が胃酸に晒される機会が多い方に見受けられます。
    今回のような審美障害だけでなく、咬みにくい等の機能障害を訴える方もいらっしゃいます。
    このような場合、術前の診査で適切な咬み合わせの位置や歯の形態をしっかりと決めることが重要です。
    また、歯ぎしりがある方は術後の力のコントロールも考慮しなければなりません。
    歯がコンプレックスでうまく笑えない方、歯並び・スマイルラインをより美しくしたい方は当院にご相談ください。
  • 40代女性。下顎前歯の隙間を接着ブリッジで治療した症例

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    治療内容 下顎の前歯の隙間を何とかしたいとの訴えで来院されました。
    歯の先天的な欠損があるわけではないのですが、顎の骨の大きさに対して歯が小さく、左下に1歯分の隙間が空いています。<写真1>
    隙間に接する2本の歯はどれも健全な歯でしたのでなるべく侵襲(削る量)の少ない接着性ブリッジを提案し、同意を得ました。
    接着性ブリッジで削る量は0.3-0.5mmであり、歯の表面のエナメル質という層に接着させるため、非常にセンシティブな操作が必要です。
    (ある研究によれば一般的なブリッジで削る量は歯の体積の60−70%くらいに及ぶと報告されています。)
    まず、削る予定部位をマジックでマーキングし<写真2>、マイクロスコープ(顕微鏡)を使用して形を整えました。<写真3>
    型取りを行い、後日、完成したセラミックブリッジ<写真4>を装着しました。<写真5>
    治療期間・治療回数 2回
    治療費用 接着ブリッジ治療 ¥284,000 (1本¥142,000)
    リスク・副作用 修復物の破折・脱落、歯茎の退縮、接着部の変色
    コメント 当院では極力侵襲の少ない治療を心がけております。
    接着ブリッジは良好な予後が多く報告されており、症例によっては従来のブリッジやインプラントに代わる欠損治療の選択肢の1つです。
    ただし、全行程において繊細な手技が必要とされるため、正しい知識と技術を習得した歯科医師によって治療がなされるべきだと考えます。
    接着ブリッジを検討している方は当院にご相談ください。

    引用文献:
    Edelhoff, D. & Sorensen, J. A. Tooth structure removal associated with various preparation designs for posterior teeth. Int J Periodontics Restorative Dent 22, 241–249 (2002).
    Sailer I, Hämmerle CH. Zirconia ceramic single-retainer resin-bonded fixed dental prostheses (RBFDPs) after 4 years of clinical service: a retrospective clinical and volumetric study. Int J Periodontics Restor- ative Dent. 2014;34(3):333–343.
  • 40代女性。銀歯で治療してある歯を1DAYセラミック(CER...

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    治療内容 銀歯を白くしたいとの訴えで来院されました。<写真1>
    右上の臼歯部が銀歯で修復されており、一部適合も悪くなっています。
    まず、局所麻酔を行い、銀歯を除去しました。銀歯の下の古いセメントやむし歯を除去し、セラミックに適した形に歯を形成します。
    口腔内スキャナを使用して型取りを行い、チェアサイドで修復物の設計と製作を行いました。
    できあがった修復物を調整後、ラバーダム防湿を行った歯<写真2>に接着しました。
    ラバーダムを使用することで唾液等の水分の歯の接着面に侵入を防ぐことができ、接着剤の性能を最大限発揮することができます。
    その後、咬み合わせの調整と研磨を行いました。<写真3>
    治療期間・治療回数 1回(約2時間)
    治療費用 1DAYセラミック(CEREC)治療 ¥231,000 (1本¥77,000)
    リスク・副作用 修復物の破折・脱落、歯茎の退縮、接着部の変色
    歯肉が炎症を起こしている方はまず歯肉炎歯周病の治療が必要
    コメント 当院ではCERECというCAD/CAM機器を使用した1DAYセラミック治療を得意としており、スタッフは全員この治療法に精通しております。
    また、院長は同業の歯科医師に対してCERECに関する講演やライブデモを数多く行なっています。
    CEREC治療は非常にテクニカルセンシティブな治療ですが、術前の適切な診断と精密な治療、適切なメンテナンスをすることにより長期にわたる良好な予後が期待できる治療です。
    銀歯がコンプレックスでうまく笑えない方、歯をより美しくしたい方は当院にご相談ください。

  • 80代女性。歯の失活による変色をホワイトニングと併用してジル...

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    治療内容 ご本人は食べ物が咬めないとの訴えておりました。
    最近、別の歯科医院に行ったところ、上下の全ての歯を抜歯してインプラントを勧められたとのことで不安に思ったご家族と一緒に来院されました。
    お話を伺ったところ、これまで入れ歯を使用したことがなく、この状態でずっと過ごしてきたとのことでした。
    上の歯はほとんど残っておらず、下の歯も全体的に崩壊していました。<写真1>

    術前の診査・診断を踏まえて患者さんのライフスタイルや希望等を伺いつつコンサルテーションをした結果、上は入れ歯、下はセラミックの被せ物で全体的な修復治療を行うことになりました。
    まず、上に仮の部分入れ歯を製作、下の歯には仮歯を装着して適切な咬み合わせの位置を決定しました。<写真2>

    仮の部分入れ歯は上顎を覆う部分の形を修正しつつ、患者さんがなるべく違和感のない形にしました。
    仮歯で審美的・機能的に問題ないことを確認したのち、上はコーヌス義歯、下はジルコニアクラウンを製作し、装着しました。<写真3.4>

    経過は良好です。
    治療期間・治療回数 約10ヶ月
    治療費用 約400万 
    リスク・副作用 義歯・修復物の破折・脱落、歯茎の退縮、接着部の変色
    コメント インプラントは優れた治療法ですが、必ずしも第一選択でない場合もあります。
    また、このような咬み合わせが崩壊した症例では、術前の診査・診断が特に重要です。
    術前に複数回にわたって診査・診断・コンサルテーションを行うことは一見、遠回りのように見えます。
    しかし、ゴールがきちんと決まることで治療が滞りなくすすみ、結果的に治療期間の短縮や長期的に安定した結果につながります。
    当院にはこうした全顎的な補綴治療を得意とする歯科医師が多く在籍しています。
    ただ。単純に削って被せる治療を行うのではなく、機能性・審美性・患者さんの希望を総合的に考慮して行います。
    歯がボロボロでうまく咬めない方、歯並び・スマイルラインをより美しくしたい方は当院にご相談ください。